ふるさと

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ふるさとは遠くに在りて思うもの という歌がありましたが

書いた室生犀星は二度と帰ってくるものか、、、、

と言う気持をこめていた なんて言われていますが

ふるさとを離れ遠くで暮らしている人には、帰りたくても帰れない事情が

ある人、帰りたいと思わない人、ふるさとは戦地と化している人など

色々でしょう。

私は結婚と同時に ふるさとを離れもう43年が経ちました

子供が小さい頃は父母に孫を見せたくて帰りたいと思いました

帰省した時は必ずカラオケにいきました。

歌う事が好きな父母、、、、こんな両親だったのかあと初めて知ったきがしました

旅行したり、遊ぶ事ばかりだった。

今思えば、遠くにいる娘が帰ってきたから孫と遊びに行こうと考えての

事だったんだろうと 今ごろになって気がつく始末です。

月日がたち 気がついたら帰省するのはお見舞いや、看病という理由に

なっていきました

耳が遠くなった母とは、電話で会話をする事がむずかしくなっていき

意思疎通が出来なくなっていきました

手紙だけが繋がっていく唯一の手段になりました

何度か続いた手紙のやりとりもだんだん返事がこなくなりました

私は、しかたがないことなんだと諦めていきましたが、母はどんな

にもどかしかったかと想像します

そうして何年か過ぎ ふるさとに帰った時は母との別れでした

そのご 認知症が発覚した父を残して私は又ふるさとを離れました

約5年後 父と突然の別れでした

別れる為に帰るふるさとになりました

両親のいなくなったふるさとにはもう未練はないと思っていました

何年ぶりかにお墓参りを計画しています

息子が結婚して報告がてら、、、

ついでに観光、、、はて?行きたい所も見たいところもない と思っていま

したが、昔過ごした街をみて父母を偲びたいとおもいました

私にとって ふるさとはそんなところなんだな と

こんな年になって気がつく

どこから始まって どこに行くのか?

ふるさとは遠きにありて そう思うもの

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