愛犬のおはなし その2

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あっという間に わんこは 赤ちゃん時期を過ぎ 

大きさ的には もう大人みたいに 大きくなりました

愛犬が2歳のころ、来客人が玄関を開けたすきに、

さあーっと飛び出して行き、

急いで追いかけましたが

住宅の角を 曲がり わからなくなってしまいました。

たまたま家にいた長男に 一緒に探してもらいましたが

見つからず捜索用の貼り紙をしようかと

肩をおとして家に戻ろうと 通りを曲がったら

向こうから、見慣れた顔の犬さんが、、、

体格からすると5~6才くらいの小さな女の子です

あんな小さな女の子が うまいこと 大きなわんこを

手なずけているではありませんか

目を疑いました。

ゴールデンを飼っている家は 近所に たくさんいましたから

確信はありませんでした やんちゃな 我が家のわんこが 

あんな小さな女の子に なついて 

しかも その子の持ちもので あろうかと思われる 

リボンで おとなしくつながれていましたから

そのわんこと 私は 目があった瞬間に わかりました

こりゃ 我が家のわんこだと

わんこは 私の顔をみて 首をかしげ、そのあと、

肩をさげ 申し訳なさそうに 私をみました。

その子に言いました

「ありがとう、この犬おばちゃんちのわんこなの、

いなくなってさがしていたんだ、よかった。

あなたにみつけてもらってよかったあ」

すると その子は 言いました

「私は あそこのマンションに住んでいるの

「小学2年生」

体格は小さいけど しっかりしているなと 思っていたら 

そうだったのか、、、なるほど  って感じでした

女の子は続けて言いました

「私は わんこがひとりで歩いてるのを 見て おかしいなぁ と 思ったの

ひとりなんだもん、周りに 誰もいないし どうしたのかな?って

それで 近づいたら 尻尾を振って 喜んだのよ

だから なでてあげたの 

それで 聞いたんだよ 「どこから きたの?」って 

そしたら 首をかしげたらしいのです

「迷子なの?」と聞いたら 首を下げたそうです

迷子なら かわいそうだから 私のお家に 連れて帰ろうと

思ったのだそうです

その話を女の子と していると  まるで 

話の内容が 理解できているかのように

わんこは ますます 首をつぼめて  うなだれるのです

ここで 会わなかったら 本当に わからなくなって 

いた事でしょう

女の子は わんこに 言いました

「残念だけど しかたないね、ピンクさようなら」

驚いたことに もうピンクという名前がついていました。

探しているとき、悲しくて悲しくてどうしようもなかった、

そして

もう 二度と会えないかも とあせりました。

家に帰りついて しばらくして、次女が帰ってきました。

愛犬は何事もなかったかのように

うれしそうに 娘を お迎えしました。

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