愛犬のお話  その3

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愛犬が 3歳の頃、脱走名人になっていました。

ある日 脱走して 主人がすぐに気が付いて  

走っておいかけ 見事うまく 捕まえたのも 束の間

足元がもつれて 何メートルか リードを持ったまま

引きずられてしまったり

又 ある時は お天気のいい日、お庭に出たがったので、

門をしめて遊ばせていました。

喜んで お花のにおいをかいだり、収穫間際のナスをなめたり

(最後はかじっていた)、狭い庭をチョロチョロ

楽しそうに 動き回っていました。

様子を見ながら、私は台所の洗い物や、洗濯ををはじめました。

しばらくして、なんか おとなしいなぁと 思い 

庭を見てみると、姿が見当たりません。

門が少し開いています、私はヒヤッとして、

走って 家の外に出たら、ピョンピョンと 身体を上下するように

しっぽは、ゆさゆさと 左右に揺らしながら、

ご近所の前を 歩いていました。

後姿を みたのですが、ヘラヘラした嬉しそうな顔が 目に浮かびました。

そぉっと 近寄って つかまえました。

すると やっぱり ヘラヘラした顔で、「どっか行こうよ」と

いいたそうでした。「今はまだ出かけられないよ、後でね」と

言い聞かせて おうちへ もどりました。

探しても 探しても 見つからなく泣きそうなことが、

2、3度ありましたが、基本は、そんなに遠くには行かな

かったなとおもいます。

この頃、私は 午後から 夜遅くまで仕事に行くようになったため、

夜の散歩や ご飯のお世話は、夕方帰宅する子供たち、

そして そのあと 帰宅する主人へと バトンタッチされていきました。

みんなで わんこと過ごすのです。

わんこは 私がお風呂に入ってる間、扉の前でとぐろを巻いたようにまるまって、

じィッーと待っていました。扉を開けるとさっと立ち、

後ろ向きに下がって 道をあけます。

そんな様子をみて主人は、

「こいつはお前のナイトやな」と言っていました。

最初に わんこが我が家に きた頃 

「犬の世話は 俺はせん」と宣言していた 主人でしたが

この頃には 少しずつ 変化が出てきていました

わんこは いつも すぅーと 私の横に居て 

座ります  寝ていると なんか 重いなぁと 思うと

わんこが 布団の上に 寝ていたり

常に 私の近くに いました

私の事を ママだと 思って いたのでしょうか

仕事から 帰宅すると 誰よりも 先に

お出迎えしてくれました

しばらく 尻尾を左右に ぶんぶん 振って

興奮しています

人間で言えば 握手して ハグ をして 抱きしめあう みたいな

頭や 体を いっぱいなでてやり しばらくすると

落ち着いてきて やっと 

リビングに通してもらえるのでした 

この頃

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