何かを 勘違いしていた時に、何々を錯覚していた、とか
AとBを錯覚していた、という表現をする事がありますよね。
ものを 勘違いしている事は 多々ありますが、
よく知っている人の事を 間違えていた
と言う事がありました。
昨年の夏、父親の初盆に 帰省していた時の事です。
15日の最後の日に 仏様を送りにいっていた時、
3日間の疲れからだろうか足が痛くてたまらなく、
けんけんをする様なかたちで,片足ずつ休憩してたっていましたが,
周りに座る所も、寄りかかるところもなく、なきそうなくらいでした。
そんな時に ふと思い出したのです。
若い男の人で 私が頼ってもいい人が
いたんだったと。
確かここまで 一緒に来たんだったと
急いで探しました。
ちょっとだけ ちょっとだけ 肩をかしてもらおうと 思ったのです。
この場所に 来ているはずだから、キョロキョロして
あたりを 見渡しましたが、見当たりません。
人混みだったので 探すのも一苦労です。
すると、ずぅーっと 向こうの方に 子供や孫たちと一緒にいる
白髪交じりの 主人がいました。
その時 走馬灯が 激しく回転して
頭の中を駆け抜けていきました。
私は愕然としました。
違う ちがっていた
私が 探していた 頼ってもいい 若い男のひと、、、、
その人は 若い時の 主人でした。
年老いた 主人をみて それを思い出した時、急に悲しくなり、
月日が 流れたんだと 思い 我に返りました。
もう2度と あの若い主人には 会えないのだと、、、
自分も 年老いて 昔の面影は 全くないのに。
私は 錯覚していたのでしょうか?
確かに 会ったんです。
確かに いたんです。 ここに。
一瞬 私は、35年前に 飛んでいたのでしょうか?
もやもやしたまま、考えこんでしまいました。
そして父の御霊を送りました。
今でも 何故あんな事が おきたのか
若かりし頃の 主人をみたのか
不思議ですし 見ただけなら まだしも
私は その人が実在して 今現在 いるのを
疑っていなかった事が なんだか 怖いのです
もしかしたら 妄想や 幻聴が起きると言う 病気
父と同じように レビー小体認知症の 始まり
なのでは ないだろうか
または 何かの意味が あるのでしょうか?
そんな事や 二度と会えない 若かりし頃の主人
そんな ショックが 私を 襲います
自分で理解できない事 そんな事が
おきることもある
現実と そうでない世界 なにかで つながって
いるのだろうか こうでありたいと願う 事が
起きてしまうものなので しょうか?