おもいで

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先日 次女が自分たちの小さいころの ビデオを見つけたから見てみない?と言いました

子供たちが小さいころの いろんな姿や様子を撮って 父の誕生日に贈り物としてあげたビデオでした

昨年父の葬儀で実家に帰った時 持ち帰ってきたそうです

すっかり忘れていた小さい時の 子供たちの声や 動きがリアルによみがえってきました

今のDVDのように画像が良くないし、手振れもひどいのですが、ほんとうに懐かしく、

熱中して見ました  その中には若かりし頃の主人、自分、小さな子供。

今はもういない親たち、親戚の人々  まるで今も存在しているかのように感じました

月日がたったのだなぁという思いと、自分が年老いた事も含めて、

戻ってはこない過去と向き合いました

数十年前も、昨日も、1時間前も みな過ぎ去って 思い出になっていく

嫌な事は、早く過ぎ去って過去の事にしたいと願い、

楽しい失いたくない時間は、いつまでも続いて欲しいと願う

勝手なもんです 無情にも時間だけは 情け容赦ありません

どんなひとにも同じように与えられて 同じように過ぎていきます

当たり前のことだけど 不思議な事でもあります

過去の事は 思い出の中だけに生きています

ビデオやDVDでそれは、見ることができ 思い出すことができますが

あくまでも記録を見ているだけで、その時代に入り込めるわけではありません

すごく当たり前で、誰でも知っている事実です

これを、勘違いしていると頭がおかしいと判断されます

でも、あの時に帰りたいと強く願い、目の前に起きている出来事を認めたくないと

強く願っていると、時間旅行と言う旅に出てしまうのだと思います

認知症と言われる人の症状ににているような気がします

私の中では、認知症の人は、時間旅行に出ているのではないかと、、、思います

ただ、その意識は本人にないのが、悲しいですね

主人は時々、「記憶にない」と言う事があります

つい最近の事なのに ほんとに?嘘やろ?と聞き返します 

ちょっと心配になりますが、他人の事は冷静にみられるけど

自分の事はわからないものです

私にもあることなのかもしれない 同じなのかもしれないと思います

昔の栄光や、楽しかった記憶は、誰でも忘れたくないものです

それを味わおうと、何度も過去に戻っていると、現実に戻れなくなるのでは

ないでしょうか?

過ぎ去った 楽しかった過去をお持ちの方は 要注意ですよ




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